過去のメイクアップで何を学ぶ?

1950〜2010年代のメイクを振り返る!

流行は年代事に複数あったり、次の年代までの期間あったりと、絞り込むのは難しいのですが、印象に残った年代メイクをgifアニメにしてみました。
時代背景と情報ネットワークで流行は変化しています。昔は口コミだけだった情報ネットワークも今はテレビ、雑誌、WEB、SNSなど多種多様で現在迄の総情報量でも一生分以上あると言われます。昔の流行は仕掛けて生み出すものでしたが、これからは自分に合った流行を情報の波から発見する時代に来ています。

年代別メイクの特徴


1950年代

中期は豊かなアメリカ経済の憧れから洋画ヒロインがファッションリーダになり、オードリーヘップバーンをまねて太眉とアイライナー、真っ赤なリップが人気だったようです。
後期のファッションはオートクチュールから庶民的に代わり、若者にもおしゃれが広がります。ロカビリーブームで口紅はピンク系になり、チークも入り、丸みのある眉に整えるようになりました。

1960年代

前期は、おしゃれをより楽しむ時代になり、ボリュームのあるCカールヘアスタイルが流行、ブルーのアイシャドーが登場しましたが、アイシャドーはこの当時夜用が一般的だったようです。
後期はアメリカ文化とミニスカートが流行し、サイケ、ヒッピー、みゆき族などの若者ファッションが始まり、ツイッギー来日で、つけまつ毛とWラインのツイッギーメイクが流行、細眉が一般的となりました。

1970年代

前期はファッション紙aman創刊され洋服コーディネートのバリエーションが一気に広がり、6O年代から一転しメイクはナチュラルに、ヘアスタイルもロングになり、姫カットが流行しました。
中期には一般家庭のほとんどにテレビが普及し、テレビ番組や広告から流行が生まれ、『夏は小麦肌』『冬は色白』と季節で化粧品を変える時代になり、多くの化粧品が販売されてきます。

1980年代

前期は、多くのDCブランドがファッションの中心となり、全身黒い服のカラス族ファッションも流行しました。アイドル全盛期で聖子ちゃんなどのアイドルヘアーが大流行し、ナチュラルメイクで手入れをしない太眉が一般的になります。
後期は、ワンレン・ボディコンが女性ファッション、メイクは赤紫の口紅と紫のアイシャドー、トサカ前髪がバブルメイクの特徴です。バブル景気とディスコブームで最も派手な時代、ジュリアナブームは90年代前期までつづき、お立ち台、ジュリ扇が伝説になります。

1990年代

80年後半から90年代はトレンディードラマの全盛期で多くの流行が生まれ、中期は木村拓哉主演のロンバケから美容師大ブームが始まります。ヘアースタイルはシャギーカット、メイクはマットで淡い色が主流になり、ゲジ眉から美眉を整える眉に変化しました。
後期は、日焼けサロンのブームと、安室奈美恵の人気、女子高生の独自流行がミックスされコギャル文化が盛んになり、ルーズソックス、茶髪にガングロ、白の口紅とアイシャドーが特徴で、2000年代は肌がより黒くより白く激しいメイクになります。

2000年代

前期は、髪の長さを変えられるエクステが登場、カット技術の向上でショートカットも流行しました。安室&浜崎がファッションリーダーで、肌は小麦色派か色白派に別れアイメイクはアイラインとブラウンカラーが主流でした。
中期は、キャバクラがブームになり、キャバ娘のためのセットサロンが数多くオープンし、age嬢に憧れる女性が増えた時期でした。ヘアスタイルは『盛り師』がより大きくより派手に盛り、目元はつけまつ毛と極端なアイラインで大きく盛るのが一部層で流行しました。

2010年代

前期は、美容とメイクも韓流ブーム、アイラッシュサロンがオープンしてマツ毛エクステとデカ目コンタクトが人気になり、2000年代の韓流ドラマブームから、2010年前期には音楽、美容、ファッション、観光まで韓流一色に染まりました。

これは流行メイクの一部背景ですが、もっと調べると違う一面も見えてきます。過去の流行をヒントにこれからの流行を予測して見るのも良いかもしれません。

この記事をシェアする